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アイルランド留学・風土

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アイルランド留学

留学生のほとんどはヨーロッパ各地の学生で占められている

国名
アイルランド共和国(Republic of Ireland)
首都
ダブリン
面積
8万4421平方キロメートル
人口
520万人
公用語
英語・ゲール語

アイルランドは、元々非常に物価が安く、留学費用も安いことから、ヨーロッパでも人気の渡航先であった。
ただ、ヨーロッパの通貨統一で通貨がユーロに変更されてから、その割安感がなくなり、それまでの人気から少しかげりが見えている。
但し、予算面以上に「日本人比率が低い」という大きなメリットがあり、日本人のいない地域での留学を好む人にとってはいい選択肢となる。
どこに行っても日本人が多いイギリス、アメリカをはじめとする主要英語圏と違い、留学生のほとんどはヨーロッパ各地の学生で占められているため、日常で英語を使う頻度は非常に高くなる。 主な留学先は、ダブリン、ゴールウェイ、コークなど。高校留学については、公立高校が2007 年に制度改正を行い、現在は主に私立高校への留学が可能となっている。

言語

アイルランドでは公式には第一公用語がゲール語、第二公用語が英語となっているが、実際はほとんどのアイルランド人が母国語として英語を話しており、ゲール語が日常生活で話されている地域は西の限られたところのみである。ゲール語はさらにアルスター、マンスター、コナートと3つの方言に分類される。アメリカ英語に慣れている人ははじめは少しわかりづらいかもしれない。

時差

マイナス9時間
サマータイム:3月最終日曜日から10月最終日曜日まで 1時間早くなり8時間となる。

祝祭日

元旦 1月1日
聖パトリック・デー 3月17日
グッド・フライデー 4月の中旬(年により日付が少し変わります)
イースター・マンデー 4月の中旬(年により日付が少し変わります)
メイ・バンク・ホリデー 5月の第1月曜日
ジューン・バンク・ホリデー 8月の第1月曜日
オーガスト・バンク・ホリデー 8月の第1月曜日
オクトーバー・バンク・ホリデー 10月の最終月曜日
クリスマス 12月25日
聖スティーブンス・デー 12月26日

歴史・文化

アイルランドといって思い浮かぶものと言えば何だろう?
アイリッシュ・パブ、ギネスビール、歌手でU2、エンヤなどだろうか?
イギリスの隣国にして、なじみの深い国では必ずしもないかもしれない。現代のアイルランド、その背景にはヨーロッパ諸国や特に英国との奥深い歴史がある。

アイルランドには、約9千年前から人が住んでいた。
有史時代の始めに、アイルランド人は既にケルト語を話し、進歩した社会・法律制度や、豊かな口伝の文化を持っていた。
キリスト教は5世紀に守護聖人であるセント・パトリックによって導入されたものと、伝統的に信じられている。
国の南部と東部の大部分は12世紀にウェールズからのノルマン人に征服され、植民地化された。 ノルマン人達は次第にアイルランド社会に同化していったが、16世紀と17世紀にアイルランド全体が英国の支配下におかれることになる。
アイルランド、特にアルスター地区は、宗教上の相違もあって土着の人々が同化しなかったので、イングランド・プロテスタント及びスコットランドからの移住者に没収され、植民地化された。

ノルマン人によって設立された植民地議会は、暫定的に自治権を認められるようになった1782年まで英国に従属していた。
1798年、フランス革命に刺激されアイルランドの独立を求めて、ウルフ・トーンとアイルランド人同盟をリーダーとして反乱を起こしたが鎮圧された。
選挙民を代表する制度になっていないアイルランド議会は、1800年に自らの投票によって議会を廃止した。
19世紀にダニエル・オコンネルはカトリック教徒に対する政治的差別緩和に成功したが、新しいアイルランド議会を実現するまでには至らなかった。

1840年代にジャガイモ飢饉が起こって100万人以上の人々が死亡し、数百万人が移民せざるを得なかった。
立憲的な手段によるアイルランドの自治獲得の試みが英国議会でアイルランド議員団によってなされたが功を奏さなかった。
19世紀には武装蜂起が各地で起こったが、アイルランド自治推進者たちは、1918年の選挙で圧倒的支持を得て、1919年に初めての国民議会を設立した。

1921年、英国よりの独立戦争の終結後、アイルランドを分割する条約が調印された。
アイルランド自由国(26州)は独立を果たし、北アイルランド(6州)は連合王国に残る事になった。
知っての通り、現在でもアイルランド南北統一を目指すカトリック系の過激派組織関係のトラブルが絶えない。

話ははじめに戻るが、アイルランド人のビール好きは想像をはるかに超える。
それはアイルランドで見るパブの数が物語っている。
複雑な歴史背景ではあるが、アイルランド人の気さくさ、陽気さはそういったことが信じられないくらいである。
一度は、ギネス片手にネイティヴと語りあいたいものである。


政治

アイルランドは議会制民主主義国家である。
アイルランド憲法は、政府の形態を規定し、大統領、議会及び政府の権限と職務、裁判所の組織と権限、そして国民の基本的人権を規定している。
大統領は国家の元首であり、その職に複数候補者が有る時には、国民の直接投票によって選出される。
国会は上下両院から成っている。
下院(ドイル)は166名の議員によって構成され、少なくとも、5年に 1回の割合で選挙が行われ、18歳以上のすべての国民は選挙権が有る。
上下院の主な政党はフィアナ・フォイル、フィネ・ゲール、労働党、進歩民主党、ワーカーズ・パーティーの五党である。
上院は、60名の議員からなり、法案の提出、修正を行う事が出来るが、下院はそのいずれも拒否する権限を持っている。
行政権は、下院に対して責任を持つ政府によって行使され、政府の長である首相はティーショックと呼ばれる。

気候

アイルランドは緯度的には樺太と同じくらいに位置する。
夏の平均気温は14~16度で、メキシコ湾流のおかげで冬でも4から7度程度と比較的おだやかな気候といえる。
また、年間を通じて天気は変わりやすく雨が多い。冬は雪が積もったりということはほとんどない。

交通

アイルランドではバス・エーランが、北アイルランドではアルスターバスが運行している。
バスではたいていの町にはいけるが、郊外の遺跡などの中では行きづらいものもあり、ツアーなどを利用したほうが便利なものもある。
また、冬期に本数が減る路線もあるので冬に行く人は注意が必要。
鉄道網はバスに比べてアイルランドではそれほど発達していない。ダブリンー主要都市間は直通があるが、地方都市間を結ぶ路線は直通便がないこともある。