大学受験が済むまではと何事も我慢して勉強するよりも、留学で広い世界を見てくるほうが、帰国後の勉強の能率もあがります。少なくとも英語の勉強が楽しくなります。留学することで、自分の今の環境・学校・家庭がいかに狭い世界だったか気がつきます。外国人のファミリーや友達や先生と出会い、異文化に触れて、人それぞれの考え方があることを知ります。それは自分のやりたいことは何なのかを考える良い機会です。留学して自分の可能性を一杯広げましょう。
海外では子供の時から自立や自分の責任といったものをしっかりと教育されます。たとえば小さな頃から自分の意見をはっきり言えるようにしつけられ、学校では、作文やスピーチを通して自分の立場をはっきり言うことや、自分の意見で相手を説得することを学びます。又、ディスカッションで自分とは違う他者の意見が存在すること、それを認め、自分の意見と相手の意見をすり合わせることを学ぶのです。こういった教育を学校や家庭でも受けていますので高校生になればさらに自立した個人としてみられますし、自分自身もそう思っています。留学生にも、授業中、自分の意見を発言することを求められ、家庭生活でも、あなたはどうしたいのか・・と尋ねられます。どんなことも自分で決めなければなりません。そして自分が責任を持っていくのがルールとなります。
留学とは異文化の国で生活をします。わからない事も多いですし、失敗もしてしまうでしょう。自分では当たり前だと思っていた日本の習慣についても、あらためて考えるかもしれません。そうやって文化の違いを一つひとつ理解し、受け入れる姿勢をもつことが大切です。それによって、以外にも自分が日本の文化を知らないことにも気づきます。心も体も柔軟な高校時代の留学は、国際人として将来きっと役にたちます。
初めての海外生活では、買い物、バスの乗り方、洗濯機の使い方など日常生活にかかわるすべてのことが、わからなくて当たり前、失敗して当たり前です。重要なのは、わからないときに聞くことです。そうして失敗したときにはあやまることです。周りの人は黙っているとわかっているものと思ってしまいます。わからないこと、知らないことは恥ずかしがらずに聞きましょう。
食事・洗濯・掃除すべて親にやってもらい、朝も起こしてもらっているのが日本の高校生です。留学生活はそうはいきません。ホームステイ先では、自分のことを自分でするのはもちろんのこと、家族の一員なら家事も分担するのが当たり前です。海外の高校生は質素な生活をしています。アメリカでは高校までは親が学費を出してくれますがそれ以降は自分で学費を出します。
高校留学のスタイル
交換留学とは、高官留学団体が実施しているプログラムに参加する留学のスタイルです。国と国が認める国際交流事業の一環として行われるもので、それぞれの国の国際交流団体同士が連携して、留学生の受入・派遣を行います。これは姉妹校提携をしている学校間の交換留学とは全く別で、交換留学団体には、高校生なら誰でも個人の資格で応募できます。応募して合格すると、その団体の派遣性として、団体が提携する留学先に留学することもあります。これが交換留学です。交換留学生は約10ヶ月(1学年)を過ごします。
私費留学は、個人が直接学校を選び留学するもので、期間も短期・長期を自分で決めます。例えば夏休みの2週間だけでもいいですし、日本の高校を辞めて、外国の高校に転校し、卒業までそこに在留する留学もあります。個人が直接学校を選ぶといっても、広い海外のどこに留学したら良いかわからないので、多くの人は専門の機関に相談して決めています。
留学期間は、3つのパターンに分かれます。10ヶ月未満の留学はだいたい夏休みや春休みを利用する短期留学になりますが、16歳以上なら語学学校に留学することも可能です。何ヶ月か語学学校で勉強することもできます。10ヶ月=1学年の留学は、交換留学が代表的ですが、私費留学でも可能です。交換留学団体を通さず留学を手配してくれる会社のサービスを受けて、希望する国・高校に留学することもできます。この場合は厳密的な交換留学ではありませんが文部科学省および在学高校では交換留学とみなされ、復学条件なども同等として扱われます1学年以上の長期留学をする人は、そのまま外国の高校を卒業するケースが多いです。
高校留学帰国後
最近は、学校側や親御さんが大学入試を心配して、進学校の生徒の留学が減ってきていますが、日本でしっかり勉強して入試に備えるというのも一つの考え方ですが、海外で経験を積ませる、というのも成長の幅を広げる大きなチャンスです。帰国後の変化としては、世界情勢に敏感になる、自立心が身に付く、他人に対する感謝の気持ちが生まれる、誰とでも臆せず自分の意見が言える、といったことがあげられます。また、帰国生の多くが、交換留学各団体のボランティアスタッフとして、イベントを企画したり、体験談を語ったりという活動をしています。将来の就職にも役立っており、外務省や各国の親善大使、学校の先生となり国際人の育成に力をそそぐなどして、海外に関わる仕事をしている人が多くいます。また、最近は英語資格や英語力を重視する日本の大学が増えてきていますので、高校留学はかなり受験にプラスになります。大学への進学に限らず、広い視野を持てるようになる点でとても有意義です。
高校留学を受験に活かそう
高校留学をしたいと思っても、大学受験のことを考えると不利になるのでは・・と思って迷っている人も多いのではないですか?確かに受験はそれなりの準備が必要ですし英語以外の勉強も必要です。しかし、入試制度が多様化するこの時代、自分にあったものを選択すれば難関大学も狙える可能性があります!
現在は入試方法も多様化し、留学経験者に有利な、AO入試や帰国生入試の実施大学も増えています。英語力を確実に身につけておくのはもちろんですが、留学でどんな経験をしたのか、感じたのかというのも重要なポイントです。選択基準や受験資格は大学によって違いますが、書類と面接が中心であったり、受験科目が英語と小論文だけであったり、難関大学にいたっては一般入試よりも入りやすい。海外の高校を卒業した人はAO入試や自己推薦入試だけではなく、帰国生入試の枠で受験することが可能です。帰国生入試はもともと親の仕事などの都合で海外で暮らす帰国子女のための特別枠です。そのため、多くの大学で卒業年も含めた2~3年の海外生活経験が受験資格となっています。しかし留学生の増加に伴い、最近は自分の意志で留学する単身留学生の受験を認める大学が増えています。東京大学や一橋大学といった、一般入試ならセンター試験を受けなくてはいけない難関大学もセンター試験を受けないで受験が可能です。
入試方法以外に大学受験に失敗しないためには英語力を確実にのばすことと、現地の高校でよい成績を収めることはもちろんですが、現地でしか体験できないことを必ずやってほしい。特に、海外の高校で取り組むボランティアや活動は貴重な体験になります。また、クラブ活動をはじめ、スポーツ、音楽、芸術など、好きなことにも積極的に取り組みましょう。色々な経験をしておけば面接でもいろいろな話ができます。また、留学中は英語での生活になりますので小論文の対策としてインターネットなどで日本の新聞を読んでおくのも良いでしょう。
16~17歳といった多感な時期に留学し、若い時でなければ感じ取れないことを感じましょう。そこで得た体験は何物にも替えがたい、人生における貴重な財産となります。また、高校時代に留学することで、大学で何を学ぶべきか、社会で何をやりたいのかがわかってきたり、日本を客観的に見ることで、これまで深く考えなかったことに目をむけたり今後の自分の生き方に大きく影響します。実際に社会に出てから良い仕事をしている留学経験者が多いのも事実です。より内容の濃い留学生活を送り自信をもって帰国入試やAO入試にチャレンジしましょう。
















